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いけいく大鳥   #小さな恋 #フィクション #恋愛小説

 通っていた大学は、2流の大学で、女子が少なかった。軽音楽部は、むさ苦しい男達の巣窟で、先輩達が苦労して女子大の音楽サークルと交流を保っていてくれた。

大学のメイン通りを歩いていると、向こうから、何やら一段がやってきた。厚い生地で出来た、どこぞ化のブランド物のスカートスーツを着た女子と、その横には、スーツを着た大鳥先輩、そして、おそらく先輩のご両親と思われる年配者。

おそらく、大鳥先輩のご両親に大学を案内する時に、彼女を呼んで一緒に歩いた感じ。なにか、自分の彼女はこの女だと、彼女の男は自分なのだと、周りと、そして、彼女に再認識させるような行進。

その彼女は、女子大の音楽サークルの人。夏の合宿は、女子大と合同で行われたんだけど、その時、先輩が、

  「池を見に行きませんか?」

と、猛烈に彼女にアタックしたらしく、それ以来、先輩は、『いけいく大鳥』と呼ばれるようになったぐらい、大げさなアプローチだったらしい。

確かに彼女は、都会的でファッションブルで可愛い人だった。でも、『いけいけ大鳥』先輩があれほどまでに大ぴらにアプローチしたら、だれも、彼女に近づこうとはできなかった。

 以前、私の街に、十数台の黒塗りの車が集まって、その周りに、決してかたぎとは思えない黒ずくめのお兄さん達が居て、そのマンションのおねぇさんを、迎えに来たという事件があった。

そのプロポードを受けないと、もう、その街では、いや、どの街でも暮らせないだろう事は、私にも分かった。それと同じ事を、『いけいけ大鳥』先輩はしていたのだと思う。

あの二人は、結婚したんだろうか。いや、しなければ、地の果てまでも追いかけていく勢いだったので、他の選択肢は無かったに違いない。もしかすると、先輩の家は、そのスジの家だったのかもしれない。

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