
英語が得意ではないので、学習本を片っ端から買っていた。それが、大西泰斗先生の『ハートで感じる絵文法』シリーズが出てから、それらに集中するようになった。
「イメージで、頭から理解する英語」
これが、私の中学時代に広まっていたら、大西先生の『ラジオ英会話』がその当時に放送されていたら、私の英語力は、だいぶ違った物になっていただろうと、悔しい気持ちでいっぱいになる。
それでも、唯一、大西泰斗先生の本でイメージが説明されていないのが、
「未来表現における in のイメージ」
具体的には、
Dinner will ready in 10 minutes.
あと10分で、夕ご飯ができる。
のイメージ。
大西先生の本の中では、これに関するイメージが提示されていなくて、ずっとモヤモヤしていた。それが、納得出来るイメージで説明されているのが、『
英文法は絵に描きやすいルールでできている』という本。
基本的に、大西泰斗先生や田中茂範先生の、英語をイメージで理解するシリーズの延長線上にある。各項目に関して、既に両氏が分かり易くイメージを表現しているので、この本では、それらを回避するように書かれている。
そのため、少し洗練されていないような感じは、否めない。それでも、ただ1つ、『時の表現の in 』は、両先生はハッキリしたイメージで説明されていないのが、この本にはそのイメージが書かれている。
「目から鱗が落ちた」
というほどではないけれど、納得出来る、時表現の in のイメージになっている。(P396の図がそうなんだけど、写真を載せると、電子万引きになってしまうので、思いとどまった)
それに加えて、英文解釈の手順として、文の頭から、イメージを積み重ねていく手法が書かれている。これ、昔、同じ様な手法を説明した英語学習本があったんだけど、私の本箱から見つけられなかった。
この本に興味を持った人は、書店で確認することを、お勧めする。この本は、先の両先生ほど、イメージイラストが洗練されていない。ただ、文章による説明は、独自の発送で説明しているところが見受けられて、それは、ためになった。