本当は好きなのに 💀 #小さな恋と物語 #フィクション
本当は好きなのに、どうしようもできない時がある。たった『一言』で済むのに、自分からは言い出せない。相手から言われたら進む関係。
電話が掛かってきて、嬉しいはずなのに、話すことも無い。
「なんと未熟な」
オトナなのか子供なのか、意気地無しなのか卑怯者なのか、意地っ張りなのか身の程知らずなのか。電話が掛かってきて、嬉しいくせに、話すことも無い。
ここにまとめようと、七転八倒しても、一歩も進まない
本当は好きなのに、どうしようもできない時がある。たった『一言』で済むのに、自分からは言い出せない。相手から言われたら進む関係。
電話が掛かってきて、嬉しいはずなのに、話すことも無い。
「なんと未熟な」
オトナなのか子供なのか、意気地無しなのか卑怯者なのか、意地っ張りなのか身の程知らずなのか。電話が掛かってきて、嬉しいくせに、話すことも無い。
ここにまとめようと、七転八倒しても、一歩も進まない
ウォーキングも終わって、最後の信号待ち。横断歩道の向こう側に、少し背の高い、ほっそりした女子高生が立っていた。
突然、冷たい風が、私の後ろから、耳をかすめて吹いて行った。その瞬間、女子高生のミニスカートが持ち上がった。まるで、スカートの前に挟んだ洗濯ばさみに糸を結んで、真上に引っ張った様に、鋭角に持ち上がった。
「🙏💨 2 ○ 👀」
パンツ、丸見え
その女子高生のパンツは、濃い紺色かチャコールグレイ色で、両太ももに挟まれて、丁度、こんな | v | 形をしていた。きっと、見せパン。それでも、
「なんか、嬉しい 」
女子高生が両手でスカートを押さえた瞬間、信号が変わった。女子高生と目が合わない様に、遠くを見つめるまなざしで、歩いた。
今でも、目を閉じると、あの時の三角パンツがまぶたに浮かぶ
パートナーのボディーソープが変わったら、シャンプーやコンディショナーの場合もあるカモ知れない、
「浮気を疑ってみるべきかも知れない」
本気かも知れないけど、隠そうとするのだから、浮気だいいのだと思う。
まぁ、上級者は、ソープを使わないで、お湯だけで体を流すのかも知れないけど、私には、実験をしたことがないので。分からない。
通っていた大学は、2流の大学で、女子が少なかった。軽音楽部は、むさ苦しい男達の巣窟で、先輩達が苦労して女子大の音楽サークルと交流を保っていてくれた。
大学のメイン通りを歩いていると、向こうから、何やら一段がやってきた。厚い生地で出来た、どこぞ化のブランド物のスカートスーツを着た女子と、その横には、スーツを着た大鳥先輩、そして、おそらく先輩のご両親と思われる年配者。
おそらく、大鳥先輩のご両親に大学を案内する時に、彼女を呼んで一緒に歩いた感じ。なにか、自分の彼女はこの女だと、彼女の男は自分なのだと、周りと、そして、彼女に再認識させるような行進。
その彼女は、女子大の音楽サークルの人。夏の合宿は、女子大と合同で行われたんだけど、その時、先輩が、
「池を見に行きませんか?」
と、猛烈に彼女にアタックしたらしく、それ以来、先輩は、『いけいく大鳥』と呼ばれるようになったぐらい、大げさなアプローチだったらしい。
確かに彼女は、都会的でファッションブルで可愛い人だった。でも、『いけいけ大鳥』先輩があれほどまでに大ぴらにアプローチしたら、だれも、彼女に近づこうとはできなかった。
以前、私の街に、十数台の黒塗りの車が集まって、その周りに、決してかたぎとは思えない黒ずくめのお兄さん達が居て、そのマンションのおねぇさんを、迎えに来たという事件があった。
そのプロポードを受けないと、もう、その街では、いや、どの街でも暮らせないだろう事は、私にも分かった。それと同じ事を、『いけいけ大鳥』先輩はしていたのだと思う。
あの二人は、結婚したんだろうか。いや、しなければ、地の果てまでも追いかけていく勢いだったので、他の選択肢は無かったに違いない。もしかすると、先輩の家は、そのスジの家だったのかもしれない。
ジブリの『天空の城ラピュタ』が放映されると、未だに『バルス』の大合唱がツイートされる。ダサイなーと思いつつ、毎年、子供が少年少女になるんだから、継続されるのは当然なのだと思う。
この『バルス』の呪文、恋の世界にも存在する。それは、
「How many boyfriends do you need?」
何人の男と付き合ってるんだ?
こんなことを言った日には、女子は、
あなただけよ。
私のこと信じてないの?
あなたはどうなのよ。
次々と、恋の攻撃呪文が繰り出される。
彼女が、よっぽど貴方のことが好きでない限り、主導権を握られるか、最悪、分かれる事になる。
それよりは、自分が我慢して、少しずつ自分へのプライオリティを上げさせるか、自分も内緒で複数の子と付き合うか、そういう方法が、最善策になる。
「恋愛は、化かし合い」
本気になった方が負けなのは、昔も今も変わらない。
学生の頃の友人と、何十年ぶりかで会った。話しをし始めると、お互いに最後に会った時からの続きを話している。二人は、まるで、その時代からタイムリープしてきたみたいだった。
彼は、当時付き合っていた彼女の話を始めた。その彼女は、元彼に、二人の写真やら手紙やらを人質に、お金を要求された経験があるのだとか。だから、彼には、彼女との想い出の品が無いのだと、言った。
笑うしか無かった。なぜなら、私の手元にも、元カノの写真が1枚も無かったから。そして、その理由を、その時、始めて知ったのだった。
「聞かなければ良かった」
その当時の、自分の立ち位置が分かってしまった。
そして、思った。
「想い出は、そっとしておいてこそ、美しい」
長く曲がりくねった、この人生、何も知らない方が幸せな事が、多いようだ。